聖地巡礼旅 海辺のカフカ②
前回、1年前に行った聖地巡礼の記事を書きました。今回は、その続きです。
前回の記事で、小説に出てくる甲村図書館は高松市庵治町あたりではないか?と思って、「イサム・ノグチ庭園美術館」に行きました。
しかし、その説が覆すようなことがありました。
それは聖地巡礼から約半年の2019年冬に起きました。私は図書館で「さんぽで感じる村上春樹」と「辺境・近境」という本を読みました。
「さんぽで感じる村上春樹」は、村上春樹作品の聖地巡礼本になります。
「辺境・近境」は、村上春樹の旅行を書いたエッセイ本です。
坂出市とは?
「さんぽで感じる村上春樹」では、海辺のカフカの聖地巡礼場所に坂出市がありました。
「辺境・近境」は、村上春樹が坂出市に行ってうどん屋巡りをした話が記されています。
坂出市に昔住んでいた友人に「海辺のカフカ」を紹介してみました。すると「坂出市っぽいね」と言われました。
地元の人から、そんなこと言われたらもう坂出市説は濃厚になりました。
入口の石と高屋神社
作中で「入口の石」というものを探すエピソードがあります。
丸い餅のようなかたちをした石だ。大きさはLPレコードくらいで、白くのっぺりとしている。
海辺のカフカ下巻 第30章より
実際に、高屋神社には似たような石が祀られています。
血の宮 高屋神社 日本伝承大鑑↓
https://japanmystery.com/kagawa/chinomiya.html
似ている
ちなみに神社近辺は、保元の乱で流罪された崇徳上皇のゆかりの地でもあります。
「海辺のカフカ」を読んだ人には同作品の「菊花の契り」をご存じだと思います。そのひとつ前のお話です。
ここでもゆかりがありますね。
まとめ
以上、「海辺のカフカ」聖地巡礼をしてみたことで色んなことが分かりました。村上春樹は、訪れた坂出市をイメージしながら、作中で高松市として書いたのではないでしょうか。
この作中で登場した坂出市、東京都中野区野方や、高知の山などはまだ行ったことないので、ぜひ訪れてみたいです。
今回のように、調べてたり実際に訪れることで、より作品に深みを感じることができます。
やはり聖地巡礼旅はやめられません!
また旅行できる日が早く来てほしいです。
では、以上!
上杉リベロでした!