上杉リベロのココロCoCoブログ

社会の「小さな声」を届けたい。LGBTQやメンタル、喘息などをテーマにエッセイを描いています。

色々追い詰められて、心身ともに崩れた話

 ここ10年で、「ストレス」や「うつ」などの言葉が頻繁に取り上げられるようになりました。田中圭一さんの「うつヌケ」というマンガも大ヒットしました。

 それほど現代の日本は「ストレス社会」に悩まされている国になります。では実際にストレスを受け続けると人間どうなるのか、私自身の体験談から紹介していきます。

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きっかけ

 2018年の秋、私は仕事の多忙、恋人からの別れ話から心身ともに崩れました。もともとあった喘息の病状と併合して、呼吸困難になりパニック障害のようになりました。

 

なぜ崩れたか?

 理由は大きく分けて3つあります。

仕事

 1つめは仕事の多忙からです。私の職場は、イベントと印刷物を手掛けています。その年、私は3つのビックプロジェクトの担当者として任されていました。その3つとも初めての仕事ということもあり、プレッシャーも感じていました。その時の状況はこんな感じです。

 

 8月初旬     プロジェクトA(イベント)

 9月中旬~末   プロジェクトB(イベント)

 10月前半~末   プロジェクトC(印刷物)〆切

 

 この3か月間は、本当に忙しすぎました。8月と9月にイベント開催がありました。もちろん企画や打ち合わせも重なるため、これより前の7月くらいから忙しさは始まっていました。しかも本来であれば9月末に終わる予定だったプロジェクトBのイベントが台風のため、10月の前半まで延期されました。

 

 そう…仕事がカブってるんですね

 

 迫る締め切り、上司からは催促される、イレギュラーには対応しなければならない、担当者なので各自に指示を出さなければいけない…。連日続いているので、休むわけにもいきませんでした。他の人に頼もうにも、皆さん忙しく頼むことができませんでした。

恋人からの別れ話

 2つめは恋人からの別れ話によるショックです。9月の中旬に、付き合っていたパートナーから別れ話をされました。私は、半年以上前から「秋は忙しくなるからなかなか連絡ができない、ごめん」と伝えていました。そして、イベントプロジェクトCまであと5日!というときに別れ話を切り出されます。

 正直

 

 

よりによって、なんで今なの???

 

 

と思いました。ただでさえ別れ話はツライものです。混乱したうえ、仕事でいっぱいいっぱいになっていた私には、別れ話が正しく理解できない状況でした。私も泣いてるし、相手も泣いてるし且つ、私は自分も相手の言葉も理解できない状況でした。カオスです。

 結局パートナーとは別れましたが、すごいタイミングだったなと今でも関心してしまいます。

 

持病の喘息

 私は、2017年の秋くらいから喘息の病気にかかりました。

uesugi-libero.hatenablog.com

 実はこの病気、季節の変わり目などに症状が悪化する厄介な病気です。…皆さんもう分かりますよね??

 

 9、10月って…季節の変わり目なんですね

 

いや、もう…

 

 

 

タイミングよ…!空気読め

  

 

 

具体的にどんな症状が出た?

 上の3つの状況で一体どんな症状が出ていたかを紹介します。これは2018年の9月から始めた体調記録です。


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感情の不安定さ、不眠、食欲減、自信喪失などの症状が出ているのが分かります。

感情

  感情は「常に消えたい」と思っていました。幸い「死にたい」という感情が出なかったのが救いです。一歩間違えば自傷行為や自殺を図ったかもしれません。私は「消えたい」感情を何か月もずっと抱え続けました。

 例えば、職場の廊下には凹凸のある壁があります。その凹凸が私にはおろし金のように見えました。私はその廊下を歩きながら自然と壁の方にすり寄っていきます。

 

 

「このまま、大根おろしになって消えたい…」

 

 

 今思うと「なんやねんwwww」と笑えます。しかしその時は本気で考えていました。

 

体調

 出社前と帰宅前に必ず、息苦しくなります。息が苦しくなると「落ち着かなきゃいけない!」と考え余計苦しくなります。喘息も重なり、咳がとまらず、涙も出ます。呼吸困難になります。そんな時、メンタルクリニックでもらった薬を服用します。

 落ち着くのに30分くらいかかります。その間は床の上に仰向けになっています。身体を動かすこともできず、顔は涙とよだれと鼻水まみれです。やることはただ1つ「呼吸をすること」に集中します。

  一時的でしたが、文字を読むことができなくなります。パソコンやスマホで文字を見るのはもちろん、書籍などの文字すら読み取ることを脳が拒否するような状況になります。具体的には、右側頭部の脳内をグチャグチャかき乱される感覚です。

 

食欲

 食欲は全くありませんでした。しかし病院からもらった薬を飲まないと余計苦しくなるので「薬のための食事」が2か月以上続きました。

 

 その時の食事メニューは以下の通りです。

 

・ツナ缶とごはん

スクランブルエッグと小さな俵おにぎり

ツナマヨおにぎりとシジミの味噌汁

・エネルギーチャージドリンク

 

 主食はツナですね。パンとかを食べていた記憶が全くありません。幸い、私の姉が栄養士の資格を持っていたので、「最低限の食事メニュー」を教えていただきました。それがシジミのみそ汁と、エネルギーチャージドリンクです。ほかにも森永ラムネもとるように言われました。ブドウ糖が疲れに効果的だからです。

 

まとめ 

 人間ってストレスに追い詰められると、本当に心身ともに支障がでるんだ、と身をもって体験しました。体調、メンタル、食事などすべてに影響を及ぼします。

次回は、絶不調期から徐々に回復するまでを紹介します。

 

それでは、以上!

上杉リベロでした!