上杉リベロのココロCoCoブログ

社会の「小さな声」を届けたい。LGBTQやメンタル、喘息などをテーマにエッセイを描いています。

【オススメ本】正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ

 先日本屋にて、西村宏堂さんの「正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ」を購入しました。今回は、その本について紹介します。

西村宏堂さんとは?

 宏堂さんは、僧侶でメイクアップアーティストでもあり、セクマイ(セクシャルマイノリティ性的少数者)の方です。LGBTQのカテゴリーにとらわれず「私は私」 という考え方を持っています。

 私が宏堂さんを知ったのは、YoutubeでLGBTQについて発信をしている、かずえちゃんの動画がきっかけでした。


「私は僧侶!私はメイクアップアーティスト!私は私」

幼少期と学生時代

 宏堂さんのご実家はお寺とのことでした。幼少期から、お母さんのスカートやマニキュアを塗ったり、お絵かきをしたりするのが好きだったようです。

 英語と美術が得意だった宏堂さんは、自分の長所をどんどん伸ばし、生かしていきます。また、自分のセクシャリティについて悩んでいた宏堂さんは、なんでも受け入れてくれるアメリカに憧れ、留学をします。アメリカの美大に行った宏堂さんは、そこでデザインやアートについて学びます。

ターニングポイント

 女友達とルームシェアすることが宏堂さんのターニングポイントになります。その女性や女性のご両親に自信のセクシャリティについて話したそうです。そこからご自身の両親などにカミングアウトして、生き生きと自分の活動の幅を広げていったようです。

偏見と思い込み

 宏堂さんは一時期、アメリカと日本のセクマイの偏見について悩んでいました。学生時代に「オカマっぽい」という言葉でとても傷ついたからです。

 同じ言葉を僧侶の修業時代にも言われたそうです。しかし、その時に正々堂々とカミングアウトしたこと、友人からメイクアップアーティストとしての実力を褒めてくれたことで、「オカマっぽい」と発言した相手はきちんと理解してくれたそうです。

また、ご両親から言われた言葉も自分が拡大解釈をしてしまった、と書いていました。

 実際に話してみると、誤解は解け応援してくれたそうです。

 

自分自身が勝手に相手を敵だと思って警戒していた

 そんな誤解を解消できたそうです。

 

 

まとめ

 私は宏堂さんの本を読んで、感動したことが2つあります。1つめは、LGBTQのカテゴリにとらわれない「私は私」という考え方を持っていること。2つめは「長所をとことん生かす」考え方を持っていることです。

 LGBTQの当事者ではない方でも、とてもためになる書籍だと思いました。活字を読むのが苦手な私でもサクサク読める作品でした。

 

公式HP↓(とてもかっこいい)

https://www.kodonishimura.com/ 

 

正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ

正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ

  • 作者:西村宏堂
  • 発売日: 2020/07/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

私も宏堂さんのような、かっこいい生き方ができるようにします!

 

では、以上!

上杉リベロでした!