上杉リベロのココロCoCoブログ

社会の「小さな声」を届けたい。LGBTQやメンタル、喘息などをテーマにエッセイを描いています。

東京レインボープライドとセクシャリティ

 毎年GW中に開催している東京レインボープライド(以下TRP)。LGBTなど、性的マイノリティの人たちが社会からの差別や偏見をなくそうと始めたイベントです。

 今年は、4/25~5/6までオンライン上で #おうちでプライド というのを開催しています。またYoutubeでは5/31まで、LGBTQ支援音楽イベント『コカ•コーラ presents LIVE PRIDE ~愛をつなぎ、社会を変える。~』の動画を配信しているようです。

 

 私はTRP2018のパレードを見に行きました。当時付き合っていたパートナーと一緒に路肩から参加している人たちを見ていました。レズビアン、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダー、ドラッグクイーン、アライ…色んな人たちが幸せそうに、自由を謳歌していました。私はパートナーと手を繋ぎながら「目の前に見える光景がいつか日常になればいいな」と思いました。

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 今回なぜTRPについて記事を書いたかというと、自分のセクシャリティについて話したいと思ったからです。

 私はパンセクシャルです。パンセクシャルは何かというと、全性愛つまり「性別関係なく人として愛する」人です。バイセクシャルとどう違うの?と思われるかもしれません。バイセクシャルは女性か男性を好きになる人です。※いろんな解釈があるため難しいですが、私はそうだと認識しています。

 カミングアウトは身近な親しい人にしか話していません。

 

 男性、女性、トランスジェンダー…いろんな方とお付き合いしてきました。性別関係なく、相手に人間としての魅力を感じたから、惹かれました。
私自身「女性」として見られることには少し抵抗があります。しかし「男性」になりたいというわけでもありません。そりゃあ、好きになった女性がストレートだった場合は、「男になりたい」「彼女と結婚できる男性が羨ましい」と思いますが…。

 

私は、自分を一人の「人間」として接してもらいたいのだと思います。
「女だから、必ず結婚して子どもを産まなければいけない」「男だから、強く逞しくならないといけない」などの「~しなければならない」といったことが苦手です。
なぜなら純粋に自分に合わないからです。「自分」という人間を「なにか」の型にはめるのが嫌だからです。

 

 以前、地元のセクシャルマイノリティ(セクマイ)の活動に参加したことがありました。その時「あなたは何?」と聞かれ、ショックを受けたのを覚えています。
答えとしては「私はレズビアンです」や「僕はゲイです」「トランスジェンダーです」などを挙げる場面ですが、私は固まってしまいました。
自分が何者か証明しなければいけないのか?…と。

 

 そう考えると私は自分の性嗜好は分かっていても、性自認はよく分かっていないのかもしれません。「それはクエスチョニングでは?」「もしかしてクィアじゃないですか?」と思う人もいるでしょう。
しかし私は、それにわざわざ名前を付けなくてもいいかな、とも思っています。

 

 「私は私」と自分の名前を堂々と言えるようしたいです。
そのためには、どうするか?
自分の活動の幅をもっと広めていくことです。
行動したら名前は後からついてくると思うので、とりあえず今は動くのみです。
そして「私は私」と自信を持って言える人生にしていきます!

 

では、以上!
上杉リベロでした!