上杉リベロのココロCoCoブログ

社会の「小さな声」を届けたい。LGBTQやメンタル、喘息などをテーマにエッセイを描いています。

性的指向はパンセクシャル

 

  セクシャルティについてのお話、第2弾は、性的指向です。

「LGBTQ」のL(レズビアン)、G(ゲイ)、B(バイセクシャル)が性的指向になります。


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性的指向とは?

 性的指向は、簡単にいうと「好きになる性別」です。世界中の大多数の人は異性愛(ヘテロセクシャル)です。

 ・同性愛

  L(レズビアン)   性自認が女性で、女性が好き
  G(ゲイ)      性自認が男性で、男性が好き

 

 ・両性愛
  B(バイセクシャル) 男性、女性どちらも好き

 

 ・無性愛

  A(アセクシャル)   他者に対して性的な魅力を感じることが少ない

 

 ・多性愛

  P(ポリセクシャル)  男性、女性、トランスジェンダーなどが好き

 

 ・全性愛

  P(パンセクシャル)  性別関係なく人として好き

 

性的指向 Wikipediaより

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E7%9A%84%E6%8C%87%E5%90%91

 

 

 混乱している方いらっしゃいますか?

 

私もです、安心してください。←

 

 

パンセクシャルとは?

 パンセクシャル全性愛と言われており、「性別関係なく人として好き」になる人のことです。

 私はパンセクシャルです。一瞬ポリセクシャル(多性愛)かな?と思いましたがよくよく考えると「やっぱりパンセクシャルだ」と思いました。

 

いつから?

  幼稚園、小学校時代は、男子が好きでした。しかし年上の女性に憧れたり、性的興奮もありました。中学時代には同学年の女子に惹かれたこともあります。

 はっきりと異性愛者ではないと感じたのは高校生の時です。

同じクラスの女子にとても魅力を感じました。

 

「彼女を救いたい!守りたい!」

 

という気持ちが強くありました。彼女に対して性的興奮もあり、初めて「好き」と「性的興奮」が一致した経験でした。残念ながら、その恋愛は成就することなく終わりました。

 

その後、女性・男性・FtMの方とお付き合いしました。

 女性と付き合ったとき、彼女は私を「男」として接していました。男性と付き合ったとき、彼らは私を「女」として認識し接してきました。ここでかなりモヤモヤした気がします。これは、私自身の性自認も関係しているのだと思います。

 

 性自認についての記事はこちら↓

uesugi-libero.hatenablog.com

 

 

 

転機

 FtMのパートナーとお付き合いをしました。その時初めて「私」という人間と付き合ってくれるような感覚がありました。それが次のエピソードです。

 パートナーの彼から、彼の友人を紹介されました。友人から質問を受けます。

友人「リベロさんは、いつから自分をビアン(レズビアン)と思ったんですか?

 

 

ん?ビアン??

 

 

 その時とても違和感を持ちました。私ってレズビアンか?と…。その場で高校時代のエピソードを伝えましたが、モヤモヤは続きます。

 友人と別れた後、私は彼氏に聞きます。

「私ってレズビアンなの?」

すると彼はこう答えました。

 

彼氏「リベロちゃんは、性別関係なく全ての人を愛することができるパンセクシャルだよ

 

そのとき、とてもホッとしました。

 

ああ、私これでいいんだ と安堵感がありました。

 

この時、自分ははっきりとパンセクシャルだと認識しました。

困ったことは?

 「どんな人がタイプなの??」「彼氏はいるの??」という「異性愛」前提の質問に少し困惑してしまいます。大抵は「彼女」を「彼」に置き換えたりなどをして、当たり障りのないようにお伝えします。

 あと、そういう場合は大抵、相手が「自分の恋愛を話したい」ときでもあるので、しっかりと相手の恋愛話を聞きます。

 そうやって、別の話題に自然と切り替えたりします。

 

まとめ

 まず性的指向について、自分を無理にカテゴリーに当てはめる必要はないと思います。私のように、ふっと降りてくる場合もありますが、それは人それぞれです。それよりかは、「自分」という人間を肯定できるような存在になれれば、と考えています。

 

 今は、セクシャルマイノリティの人たちの認知度が少しずつ増えてきました。そして、世の中が「個」としての生き方を求めるようになってきました。

 

 自分らしく生きましょう!

 

では、以上!

上杉リベロでした!