上杉リベロのココロCoCoブログ

社会の「小さな声」を届けたい。LGBTQやメンタル、喘息などをテーマにエッセイを描いています。

友人と聖地巡礼してたらミラクル起きた

 私はよく国内旅行をします。その目的はアニメや漫画、ゲームや小説、歴史などの聖地巡礼のためです。

 今回は、2017年7月に、友人と京都に行ったときに起きたミラクルをお話します。


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方広寺にて

 

 

刀剣乱舞スタンプラリー

 私は友人に誘われ、スマホアプリゲーム、「刀剣乱舞」のスタンプラリー参加のため京都に行きました。大学時代、京都で過ごした私にとって案内はお手の物です。そして、刀を擬人化したこのゲームは、実は京都にゆかりのある刀たちが多くあります。

 

↓「刀剣乱舞」公式HP

http://games.dmm.com/detail/tohken/

 

 その中で、友人は弁慶の薙刀岩融」を推していました。そのため、京都の五条大橋にある「義経と弁慶」の像を見に行きたいということで案内しました。

 

五条の喫茶店

お店探し

 「義経と弁慶」の像を見た後、昼食をとることになりました。私たちは京阪の清水五条近辺で飲食店を探します。二人とも、そこまで空腹ではなかったので、軽く食べようということになりました。

 しかし、そのあたりは料亭などがあり、なかなか良い店を見つけることができず、15分近くウロウロしていました。すると鴨川沿いに、昔懐かしい喫茶店を見つけたので、そこに入ることにしました。

落ち着く店内

 店内に入ると、初老の男性マスターが一人いました。お客は私たち以外いません。二人でテーブル席に座りメニューを選びます。(確か私は紅茶とパスタだったかな…)

 マスターに注文をし終わり、ノスタルジックな店内を見渡します。すると、窓の外の空が真っ黒になっていることに気づきます。

 

友人「なんか雨降りそうだね」

私「ほんとだ」

 

そんな会話の直後、大雨が降ってきました。店内の少し空いた通気口からはバシャバシャと雨音が鳴り響きます。店内に入ってわずか5分ほどの出来事です。

 

友人「このお店、見つかってよかったね。そうでなきゃ、まだランチの店探しているところだよ」

私「ほんとにね」

 

そして、注文した料理が来て食べます。とてもおいしかったです。

料理を食べ終え、外を見ると、雨はすっかり止んでいました。

これで次の目的地へ移動できるぞ!

 

店主から渡されたもの

お会計を終えると、声をかけられました。

マスター「これ、良かったら持ってって」

店主から渡されたのは2本のビニール傘

 

マスター「汚くてごめんね、お店の余ってるやつで…」

 私・友人「え、そんな大丈夫ですよ!雨止んだし」

 マスター「いいから、どうぞ」

 

マスターから傘をいただきました。本当にありがとうございました。

↓喫茶 ラヴィータ
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26022498/


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藤森神社へ

 私たちは、そのまま京阪電車に乗って、目的地の藤森神社へ向かいます。電車内では、先ほどの喫茶店での話で盛り上がります。

私「なんか、もうすっかり晴れてしまったから店主に申し訳ないね…」

友人「いや、本当にいいお店だった」

 

 藤森神社の最寄り駅、墨染駅に到着しました。

すると、その時!

 

友人「わああ!雨降ってきた!!」

そう、私たちが電車を降りたとたんに、雨が降り始めたのです。

私「今こそ、マスターの傘を使うときだ!」

 

二人で目的地の藤森神社へ向かいます。その際雨は、バシャバシャと音を立てます。

 

友人「これ、傘借りてなかったら大変なことになってたね」

私「たしかに。駅と神社、少し歩くし、この雨だとびしょ濡れだ」

 

雨宿りの女性

すると、藤森神社の入口で一人の女性が木の下で雨宿りをしていました。

私・友人「あ…」

 

私はすかさず、リュックの中に入れていた折り畳み傘を取り出します。友人の傘に入れてもらいながら、ビニール傘を女性に渡します。

 

私「これ、もし良かったら使ってください。私、折り畳み傘持っているので」

(気分は、トトロのカンタくん)

マスターからの傘を女性に託し終えた、私と友人は神社へと入ります。

 

友人「これ…マスターが傘貸してくれなかったら、あのお姉さんに傘渡せなかったね」

私「うん、てか店にすら入らなかったら、違う未来になってたかもね」

 

紫陽花の名所と駈馬

 この藤森神社は、紫陽花の名所です。私たちが訪れたとき、ちょうど雨に濡れた紫陽花がきれいに咲いていました。これも雨の日ならではの、ナイスタイミングでした。お参りをし、次に宝物殿に向かいます。

 宝物殿には、私たちとおそらく近所に住んでそうな子どもとおばさんがいました。おばさんは、子どもたちに神社や展示物について話していました。子どもたちは、ただ雨宿りのために入ったようで退屈そうでした。

 私たちは、おばさんの話を横から聞いていたのですが、興味深かったため直接レクチャーを受けました。おばさんから、駈馬が有名であることを知ります。

 

 雨が降っていなかったら、私たちは宝物殿に入らなかったかもしれません。そして、子どもたちやおばさんには会わなかったかもしれません。

 

藤森神社

http://www.fujinomorijinjya.or.jp/

 

 

 まとめ

 いかがでしたでしょうか。今回は、聖地巡礼旅で起きたミラクルの話でした。本当に、あの時違う選択をしていたら…、と考えたら全く違った展開になっていたと思います。

 ちなみに、私はこの友人といると、何かしらのミラクルが毎回起きます。

 友人はなにか、持ってるのでしょうか?? 

 

では、以上!

上杉リベロでした!

 

 

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