上杉リベロのココロCoCoブログ

社会の「小さな声」を届けたい。LGBTQやメンタル、喘息などをテーマにエッセイを描いています。

高校3年間、女友達に恋した話 ~ライバル出現⁉編~

  前回は、告白してフラれた話をしました。その後彼女とは、友人関係を続けます。私は、ただの友人ではなく、彼女の心の拠り所になれる存在になろうとします。

 今回は、ライバル出現⁉編を紹介します。

 

↓1話 

uesugi-libero.hatenablog.com

 

 ↓2話

uesugi-libero.hatenablog.com

 

 

 

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ライバル出現⁉

 高校2年生になり、私とCちゃんの間にある変化が訪れます。それは、Lちゃんという存在です。

 Cちゃんは、Lちゃんといつの間にか、とても仲良くなっていました。もちろん、Cちゃんは私以外にも友人がいました。しかし、Lちゃんには私や、他の友人とは違う雰囲気で接していました。

 

Lちゃん

 Lちゃんは、寡黙ながら、心の中に強い意志を持っています。絵がとても上手で、英会話が得意です。趣味はプロレス観戦、将来の夢はプロレス漫画家になることでした。

 かくゆう私は、おしゃべりで、意志が弱く、ノリと勢いで生きている人間でした。私の趣味はバスケ(NBA)観戦で、バスケの絵をたくさん描いていました。

 いつしか、クラスの中でスポーツの絵といえば、Lちゃんか私、という構図が出来上がっていました。しかし比べるまでもなく、Lちゃんの画力はずば抜けています。私が高校3年間の努力で埋まるものではないほど、入学時点で差はありました。

 私は、自分にはない部分をもっているLちゃんに、惹かれていました。

 

嫉妬で狂う

 これは、今でもはっきり覚えているショックな出来事がありました。ある日、英語の授業のこと、5分間英語のみでスピーチを行うことがありました。その日のスピーチを行うのはCちゃんでした。

 Cちゃん自身も英会話が得意です。私は、流暢な英語を話す彼女に見惚れていました。すると、突然「Best Friend」という単語が現れ、彼女はLちゃんと簡単なやり取りを始めました。

 完全にLちゃんとCちゃんの二人の世界でした。高度な英語だったため、私は途中から会話内容が分からなくなりました。

 

 Cちゃんの行動がショックすぎて、私はその日放心状態でした。あまりに心ここにあらず状態だったため、次の国語の時間には、先生から何度も当てられました。

 その後、度々CちゃんとLちゃんは、二人っきりで話をしたり、英語だけで会話したり、二人だけの時間を楽しんでいるシーンをよく見かけるようになります。

 

 私は日々葛藤します。Lちゃんのポジションこそ、私が求めていた存在でした。Lちゃんへの嫉妬心は段々強くなっていきます。しかし、Lちゃんが嫌いか?と言われたらNoです。私はLちゃん個人は友人として大好きでした。なので、嫉妬と好きな気持ちに振り回せれるようになります。

  

 自分がどうしたらいいかわからず、夜な夜な壁に頭を打ち付けていました。Cちゃんへの気持ち、Lちゃんへの気持ち、嫉妬による自己嫌悪… 本当に狂う一歩手前でした。

まとめ

 大人になって、改めて当時のことを客観的に見てみると、「とても幼いなあ」と思いました。Cちゃんのこと、と言っておきながら結局は自分の気持ちを押し付けているだけですよね。

 

 次回は最終回、Cちゃんとの二人旅編です。ここで、Cちゃんにとっての私の存在が明らかになります。

 

では、以上!

上杉リベロでした!