【ドキュメンタリー動画】私は男でも女でもない
アマゾンプライムで「私は男でも女でもない(Not a Boy,Not a Girl)」という映像作品を見ました。その作品についてお話します。
あらすじ
オリビア、オードリー、ライリー、ダコタ、4人の「ノンバイナリー」当事者のドキュメント映像になります。
ノンバイナリー
ノンバイナリーは男でも女でもない性別です。エイジェンダーやエックスジェンダーとも呼ばれたりするそうです。
4人のメンバーは「男でも女でもない、私は私」という考え方を持ちながら、自分のアイディンティティについて模索しています。
家族
ノンバイナリー当事者の家族インタビューもありました。
「娘として、女の子らしく育てなければいけないと思っていた。女性は~すべき、という考え方を持っていたので、否定されたとき、つらかった。
しかし、子どもがその定義にしばられる必要はないと教えてくれた」
当初は、子どものセクシャリティについて受け入れられなかったそうです。しかし、子どもとしっかり話し合って、一緒に考えていこうと行動を改めたそうです。
医療関係者
医療関係者のインタビューもありました。
ノンバイナリーの若年層には特に慎重に診断しなければならないとのことです。
特に12~13歳の時期の子どもの診療は時間をかけてじっくり行うことが大切のようです。
また、当事者だけではなく当事者の家族と両方をしっかり分析する必要があり、
学校
4人のノンバイナリーのうち、オリビアとオードリーは11歳と14歳の学生です。その二人が学校でのノンバイナリーの生きづらさについて話していました。
トイレ
二人はトイレの話題について盛り上がっていました。男子トイレ、女子トイレという決まった性のトイレを利用することによって、周りから自分の性を固定されて見られるのが不安と言っていました。
オリビアは普段、障害者用の多目的トイレを使って過ごしているそうです。
家のトイレは、ひとつなのに、なぜ公共トイレは男女と2つに分かれているんだろう
対人面
校長先生に相談しても、あまり理解は得られなかった。
クラスメイトから「今日の性別はなにかな」と話しかけてくる人がいた。
また、LGBTQクラブというのがあり、当事者の悩みをディスカッションするクラブがあるそうです。そこで理解者を増やしていく取り組みが行われています。理解がない方ばかりではない、ということですね
まとめ
作中ではこんな言葉が言われていました。
性別という項目が一人の人生のすべてにはならないように、世界を変えたい
偏見のない世界になってほしい、みんな「人」として共生してほしい
こちらの作品45分で見ることができるので、オススメです。
では、以上!
上杉リベロでした!