親を一人の人間と思え
幼い頃は、親は絶対的な存在でした。親は完璧なイメージがあり、必ず従わなければならない、そんな先入観がありました。
今日は、そんな親との関係についてお話します。
きっかけ
きっかけは、ここ数年の話になります。自分の親が、幼い頃見ていた親と違い、わがままになってきたり、不器用な人間なんだと思ったことでした。
「これ嫌だ」など文句を言ったり、
事例
事例①「父親の偏食」
私は、幼い頃から食べるのが遅く、少食でした。それに加え、小さい頃は好き嫌いが多いという「食の三重苦」でした。
父親は好き嫌いなく、なんでも食べているイメージでしたが、私が成人かなりしたころから、かなりの偏食家だったことを知ります。
イモは絶対に食べないし、連日で同じメニューの場合は文句を言って一切食べようとしません。初めてみる料理などは、食べようとしません。
まるで、幼い子どもをみているようでした。
事例②「新しいことが苦手な母親」
母親は、新しいことに挑戦するのが苦手です。長年ずっとやってきたこと、「いつも通り」という生活をしていたため、新しい刺激や「いつも通りじゃない」ことに出会うと、プチパニックを起こしていました。その場合、私は「ここは、こうするんだよ」と小さい子に説明をするように教えます。
そして「親になにかを教えるときがくるとは…」と自分でも驚きました。
親を一人の人間と思え
最近Youtubeで見ている大愚和尚の動画に親子の関係について取り上げられていました。
その中で「親を一人の人間と思え」という言葉がありました。親はいつまでも親ですが、老いて体力や考え方も衰えてきます。
それを受け入れることが、子どもの役割とのことでした。
私自身、「親を一人の人間として」接するようになって、客観的に家庭のことを考えれるようになりました。そして、自分の考えも親の支配から解放されたおかげか、少しずつ明確になってきました。
そして、親をひとりの人間として接することができ、親自身も「親」という重荷を下ろせたように感じます。
まとめ
30代を超えると、自分と親の力関係が逆転してくる時期になります。体力や精神力、経済力など、親より自分の方が上になってきたりします。また、早い人であれば親の死と向き合う方もいると思います。
そんな時、子ども頃に見ていた「親」から、一人の人間として「親」を見ることで、客観的に接したり、色んな事を「許す」ことができます。
それが「大人になる」ということのひとつなんですね
では、以上!
上杉リベロでした!